2015.10.2 秦基博さん
「Rain」
言葉にできず凍えたままで
人前ではやさしく生きてきた
別々に暮らす泣き出しそうな空を
握りしめるつよさは今はもうない
変わらずいる心の隅だけで
傷つくような君ならもういらない
君じゃない悪いのは
自分の激しさを隠せない
僕のほうさ。
「僕らをつなぐもの」
月灯りかと思ってみれば
変わる間際の黄色い信号
やたらと長い赤信号に変われば…
僕らをつないでいるもの
僕の鼻歌が君にうつった
「ねぇ歩道橋の上に
月が見えるよ」と僕が言う
幼い僕らの恋を照らしてよ。
僕らをつないでいるもの
君が笑うから僕も笑ったね
「ねぇ今年もあの花が咲いたね」
と君が言う
いま君の家に向かう途中…
僕らをつないでいるもの
二人おなじ明日描いているのかな
「ねぇこの先もずっとあの花を
見れるよね?」君が言う
今はうなずくしかできなくて…
「朝が来る前に」
何が今見えているんだろう
それぞれの明日を前に
僕らは空を見上げたまま
ずっと何も言えずにいる
朝が来れば僕ら旅立つ
新しい日々の始まりへ
悲しいことも連れて行くよ
悲しみがあるから
今の僕らいるから
「虹が消えた日」
遠ざかる鈍色の雲
街に残る雨の匂い
揺らめく淡い空の向こう
あの日見た約束の場所
さよなら昨日の願い
答え探してる今日
明日は風の中
消えてしまった虹のその先へ
いつか架かる橋をもう一度信じて
歩き続ける。
秦基博さんの、心にせつなく沁みる名曲のいくつかを撮りだめた写真と共に載せてみました。個人的な心情は、いっさい関係ない?そんな秋の夜長であります。
0コメント